7月11日、ソフトバンクモバイルからAppleのiPhone 3Gが発売された。
iPhone 3Gは今までのケータイとどう違うのか。
その本質的な魅力とは何か。
そして、「iPhone 3Gのある生活」とはどのようなものか?
iPhone 3Gの箱は、とてもシンプルかつコンパクトなもので、余計なものは一切ない。
箱を開けると、本体だけが現れる。ケーブルやイヤフォン類など、見た目に煩雑なものは箱の下段に隠されており、見るだけでうんざりする分厚いマニュアル類もそこには存在しない。
まるで高級な時計かアクセサリーのように、箱から取り出すだけでうれしくなる演出が施されている。
手に取ってみると、写真で想像するよりも重厚な質感に驚くことになるだろう。
iPhone 3Gは電波感度向上などの理由もあり、背面パネルが金属製から樹脂製に変更された。
iPhone 3Gの特長というと、やはりタッチパネルを用いたUIを真っ先にあげる人が多いだろう。
物理的なボタンは4つだけ。あとの操作はタッチパネルで、というのは確かに斬新さがある。
日本の携帯電話でもサクサク感は重視されているが、iPhone 3Gのそれは全体的に反応速度がよいだけでなく、連続性のある動きでとてもスムーズに感じる。
iPhone 3GのUIは、日本の携帯電話をはじめ過去の“どのようなUI”とも似ていないが、それはある意味で当然だ。
iPhoneが目指しているのは、既存のUIの改築や増築ではなく、まったく新しいUIの礎を築くことなのだ。