2008年08月05日
携帯ネット“つながりにくさ”を改善 各社が新施策
携帯ネット“つながりにくさ”改善 各社が新施策
携帯電話会社が、通話やインターネット接続の“つながりにくさ”を改善する新施策を相次ぎ打ち出している。
背景にはデータ通信量急増への懸念があり、ユーザーの不満が高まる前に対策を急ぐ。
携帯電話会社が、通話やインターネット接続の“つながりにくさ”を改善する新施策を相次ぎ打ち出している。
背景には、米アップル製の高機能端末「iPhone(アイフォーン)」の登場などにより、動画配信やゲームなどの利用が進み、データ通信量が急増するとの懸念がある。
ソフトバンクモバイルのパケット定額フルの説明にこんな一文がある。
【iPhone 3Gでのインターネット接続において、大量のデータ通信を伴うような特定ウェブサイトへの接続について、通信速度を制限する場合がありますので、予めご了承ください。※以下のアプリケーションを利用した場合に通信速度の制限を行う場合があります。(2008年7月11日現在)・YouTube ・Googleマップ】
この文章は現在は修正されており、このようになっている。
【iPhone 3Gでのインターネット接続において、大量のデータ通信を伴うような特定ウェブサイトへの接続について、通信速度を制限する場合がありますので、予めご了承ください。】
特定のウェブサイト、つまりYoutubeやGoogleマップに類似しているサイトの利用は、制限される恐れがあるわけだ。どこまで制限されるのかは分からないが、通常と明らかに違うと分かるぐらい制限されることなのだろう。
iPhone 3GでYoutubeやニコニコ動画(iPhoneアプリ経由)を利用しようと考えている人はこの制限のことを頭に入れておいた方がいいだろう。
最悪役に立たない携帯を2年と2ヶ月持つハメになるかもしれない。
そんな中、携帯各社は、「ネットにつながりにくい」といったユーザーの不満が高まる前に、対策を急ぐ構えだ。
ソフトバンクモバイルは、この1日から飲食店紹介サイト「ぐるなび」と共同で、サイト掲載店に無償で小型中継装置を設置するキャンペーンを行っている。
店側に設置場所を提供してもらい、多くの客が携帯を利用する飲食店で利用環境を改善する。
中継装置は通話だけでなくネット接続の通信エリアも広げるため、データ通信量が多いアイフォーン利用者の利便性も向上させられる。
最大手のNTTドコモは、携帯電話から、家庭や職場に導入した光回線やADSL回線を経由して高速接続ができるサービス「ホームU」を6月に導入した。
携帯と固定回線の間は無線LANで結び、携帯の電波を使わない結果、他の利用者のつながりやすさも確保できる仕組みだ。
携帯の利用環境を向上させるには、電波を送受信する基地局の増設が最も効果的だが、1基数千万円かかるとされる。
これに対しソフトバンクやドコモの取り組みは、利用者側の設備を“借用”し、少ない投資で効果を上げる狙いがある。
一方、KDDIは10月1日から、データ通信量が特に多い利用者に対し、ネット利用が集中する午後9時から午前1時まで通信速度を規制する。
その分、他のユーザーのつながりやすさを確保する戦略だ。
規制対象は1カ月あたりの通信量が300万パケット超の利用者。
これは音楽配信で250~300曲をダウンロードする量に相当する。規制中も通信は途切れないが、ダウンロード時間が余計にかかるという。
携帯電話業界では、通話料金の値下げ競争により、各社とも1人あたりの通話料収入が減少傾向にある。
それを補うには、データ通信量収入の拡大が急務。各社は通信速度をより高速化した端末や、新たなネットサービスを競っている。
ただ、ネット利用が急増してつながりにくくなれば、逆に利便性を損い、利用の低迷を招きかねない。
このため通信業界を管轄する総務省も、ユーザーが自ら設置できる屋内用超小型基地局の認可方針を打ち出すなど、携帯のネットワーク混雑解消への取り組みが官民で進められている。
携帯電話会社が、通話やインターネット接続の“つながりにくさ”を改善する新施策を相次ぎ打ち出している。
背景にはデータ通信量急増への懸念があり、ユーザーの不満が高まる前に対策を急ぐ。
携帯電話会社が、通話やインターネット接続の“つながりにくさ”を改善する新施策を相次ぎ打ち出している。
背景には、米アップル製の高機能端末「iPhone(アイフォーン)」の登場などにより、動画配信やゲームなどの利用が進み、データ通信量が急増するとの懸念がある。
ソフトバンクモバイルのパケット定額フルの説明にこんな一文がある。
【iPhone 3Gでのインターネット接続において、大量のデータ通信を伴うような特定ウェブサイトへの接続について、通信速度を制限する場合がありますので、予めご了承ください。※以下のアプリケーションを利用した場合に通信速度の制限を行う場合があります。(2008年7月11日現在)・YouTube ・Googleマップ】
この文章は現在は修正されており、このようになっている。
【iPhone 3Gでのインターネット接続において、大量のデータ通信を伴うような特定ウェブサイトへの接続について、通信速度を制限する場合がありますので、予めご了承ください。】
特定のウェブサイト、つまりYoutubeやGoogleマップに類似しているサイトの利用は、制限される恐れがあるわけだ。どこまで制限されるのかは分からないが、通常と明らかに違うと分かるぐらい制限されることなのだろう。
iPhone 3GでYoutubeやニコニコ動画(iPhoneアプリ経由)を利用しようと考えている人はこの制限のことを頭に入れておいた方がいいだろう。
最悪役に立たない携帯を2年と2ヶ月持つハメになるかもしれない。
そんな中、携帯各社は、「ネットにつながりにくい」といったユーザーの不満が高まる前に、対策を急ぐ構えだ。
ソフトバンクモバイルは、この1日から飲食店紹介サイト「ぐるなび」と共同で、サイト掲載店に無償で小型中継装置を設置するキャンペーンを行っている。
店側に設置場所を提供してもらい、多くの客が携帯を利用する飲食店で利用環境を改善する。
中継装置は通話だけでなくネット接続の通信エリアも広げるため、データ通信量が多いアイフォーン利用者の利便性も向上させられる。
最大手のNTTドコモは、携帯電話から、家庭や職場に導入した光回線やADSL回線を経由して高速接続ができるサービス「ホームU」を6月に導入した。
携帯と固定回線の間は無線LANで結び、携帯の電波を使わない結果、他の利用者のつながりやすさも確保できる仕組みだ。
携帯の利用環境を向上させるには、電波を送受信する基地局の増設が最も効果的だが、1基数千万円かかるとされる。
これに対しソフトバンクやドコモの取り組みは、利用者側の設備を“借用”し、少ない投資で効果を上げる狙いがある。
一方、KDDIは10月1日から、データ通信量が特に多い利用者に対し、ネット利用が集中する午後9時から午前1時まで通信速度を規制する。
その分、他のユーザーのつながりやすさを確保する戦略だ。
規制対象は1カ月あたりの通信量が300万パケット超の利用者。
これは音楽配信で250~300曲をダウンロードする量に相当する。規制中も通信は途切れないが、ダウンロード時間が余計にかかるという。
携帯電話業界では、通話料金の値下げ競争により、各社とも1人あたりの通話料収入が減少傾向にある。
それを補うには、データ通信量収入の拡大が急務。各社は通信速度をより高速化した端末や、新たなネットサービスを競っている。
ただ、ネット利用が急増してつながりにくくなれば、逆に利便性を損い、利用の低迷を招きかねない。
このため通信業界を管轄する総務省も、ユーザーが自ら設置できる屋内用超小型基地局の認可方針を打ち出すなど、携帯のネットワーク混雑解消への取り組みが官民で進められている。
Posted by mo-bi at 10:33│Comments(0)
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